ユーロ円80pips急上昇。その理由を説明するよ
たったいま、ユーロが急上昇しました。
ユーロ円 30分ローソク足チャート
チャート派の方、FXを始めたばかりの方向けにその理由を説明します。
※ファンダメンタルを知っていると説明できるんです!
一言でいうと、
ギリシャがユーロ離脱しない、という報道があったから!
ギリシャが債権者と合意の公算、ユーロ圏離脱回避か=英中銀当局者 | Reuters
先月に話題になっていた、ギリシャ。
なぜギリシャがユーロ離脱しないとユーロ円上昇(ユーロドルも)
するのか?
ギリシャの報道と為替のユーロの急上昇について
先月にギリシャの政権をとったチプラス首相。
彼らは、反緊縮派と言われていました。
なに、反緊縮って?
という方にはこのブログのしたの方にギリシャが緊縮している理由を書いておきます。
チプラス政権は、ユーロがギリシャに強いている緊縮財政を反対しています。
そのため、もしかすると、ギリシャがユーロから離脱するんじゃない?
という疑惑がありました。
ギリシャが離脱するとユーロ安になる理由は過去のブログに書きました。
ギリシャがユーロ離脱なら、ECBはさらなる金融緩和(ユーロ安)になるだろうね。 - ふじたの知見 ファンダメンタルFX投資
相場は当然ながら、ギリシャが離脱する確率を織り込んでいる状態でした。
そこにきて、ギリシャが歩み寄る格好でユーロから離脱しないかも
というロイターの報道があったため、これに反応した投資家たちが買いにでるわけです。
(ユーロのショートポジションの決済の可能生もありますが)
ギリシャのユーロ離脱は為替相場が関心を寄せていることなので、大きく反応てユーロが買われて急上昇になった、というわけです。
ただ、これはあくまでいち報道の情報です。
確定ではないし、ユーロの見通しとしては本当まだ不透明です。
そこまで、このユーロの上昇が続くわけではないと予想します。
ここからは、ギリシャが緊縮している理由を書きます。
知っている方は読まなくても大丈夫な内容です。
ギリシャが緊縮してる理由
ギリシャはユーロ(主にドイツ)の各国の金融機関から借金をしていました。
しかし、ギリシャは1度、その借金が返せなくなりました。
デフォルトと言われるやつです。(厳密には違う)
貸した人たち(債権者)しょうがなく、全額返済でなくともいいよ。
ということでユーロの借金を減らしてあげました。
※これだけで、ギリシャにお金を貸した人たちは大損!それをECBというユーロ全体の銀行が買い取りました。
- その代わり、これ以降は派手なお金の使い方するなと。
- 借金を返せるように国民から税金いっぱいとれと。
- 公務員とかクビにして税金つかうのできるだけやめろと。
をやりました。
(イギリス、フランス、ドイツ)金返せー、緊縮しろー!!!
当時の政府はそれを飲んだわけです。
そのためにギリギリは緊縮といって、国民に苦しい生活を強要することを余儀なくされています。
緊縮でどうなったか?
緊縮ということで、
- 税金アップ!
- 公務員クビー!
とかやったら、国内めちゃめちゃ不況になりました。
失業率は25%!!
15歳から24歳の若年はなんと、58%!!!
税金むちゃ高い & 仕事ない
ってことで、国民の不満が大爆発しました。
そんで、そんなところに、「緊縮やめだーーーー!!!」と叫んだ男がいました。
そう!ギリシャの新首相のチプラスさんです。
ギリギリどっちだといわれていた選挙に圧勝して、現在に至ります。