ふじたの知見 ファンダメンタルFX投資

FX投資について書きます。ファンダメンタルという、通貨の強さを重視したチャート分析とは違った投資をしています。

ユーロ円は今が底なのか!? 金融緩和でインフレに向かう(ユーロ上昇)のか

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今朝すべてを利確したので、現在ノーポジにより、お気楽な状態のふじたです。

 

だらだらと、今後のユーロについての考察を書きます。

 

22日のドラギバズーカ発動で、ユーロの株式市場は当然の上昇です。

 

ドイツの株式市場は最高値を更新。

イタリアやポルトガルも上昇を描いてる。

 

といった感じ。

 

僕たちFXトレーダの戦場、為替相場といえばユーロ売りが一服感がでました。

 

まだユーロドルなんかは売られるでしょうが、月末でもあるので、利益確定や売られすぎによる調整は起きる。

 

というか起きてる。

 

そうなってくると気になるのがユーロ円です。

 

円は当然ながらいまひとつ上がってこないインフレ率を考えると、

景気上昇による円買いの動きは無い。

 

つまり、ユーロ円が、円が買われることでチャートが下がっていくとはありません。

 

※リスク回避で円が買われる可能性は世界中に眠ってますが...

 

 

そしてユーロは、量的緩和でインフレ期待は上昇するかどうかです。

 

もしこの量的緩和が十分機能すると、ユーロは買われる展開になります。

 

緩和により有り余るマネーが投資先を求めて、動くわけです。

 

そうなると

 

リスク選好、ユーロ安による貿易収支の改善、デフレ脱却してインフレ期待の上昇

 

というわけで、ここいらへんでユーロ円はそこを打ち、上昇を描くでしょう!!

f:id:fujita222:20150126233503p:plain

無駄にお絵かきしてみましたw

 

 

というのはあまりに単純すぎる考えなわけです。

 

金余りによるリスク選好は良いでしょう。

 

機関投資家が、超安全な投資先である米国債、日本国債とかよりも、利回りのいい国内株式とかに資金を移せば、当然ユーロ買いになりますから。

 

 

デフレ脱却してインフレに向かう、というのが全然確実じゃあない。

 

インフレに向かうには緩和マネーが銀行を通して、実体経済にいかないといけません。

 

つまり、企業に対して貸付とかが増えていかないといけない。

 

 

でもデフレの世の中でそんなに借金する企業がいるでしょうか??

 

例えば、儲かる見通しが立たないのに、新設備をつくるために銀行から借り入れをする。

 

というシナリオは現実的でないわけです。

 

つまりユーロの企業に資金需要があるか、が直近の緩和マネーが市中に流れていくのかを観察するポイントになると思うわけです。

 

まぁ、そんな需要たぶん無いけど...

 

 

それで、

 

考えうるところでいくと、ユーロ安による輸出増がベタなシナリオです。

 

輸出増加 → 業績が先行き明るくなる → 資金需要が発生 → 実体経済にお金が回る → インフレ

 

 

という流れです。

 

とすると、

資金需要が発生してくるのはたぶん2015年の後半からだろうなーと思っているわけです。

 

 

そんなわけでユーロ円が上昇してくるのは、今年の後半だろうから(もちろん、レンジ相場で細かな上昇はあるけど)まだユーロ円を買うのは早いかなぁ、という感じです。

 

ユーロ円をバイ&ホールド(長期でポジション持つ)のは、輸出の指標をみて良くなってきてからにしよう!

 

 

とか思っているわけです。